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豆知識その2

コンクリートを使う時には

「かぶり」とは、鉄筋コンクリートの設計に用いる項目のひとつで、鉄筋からコンクリート表面までの最短距離のことを言います(コンクリート工学の用語)。建築用語ではかぶり厚と言います。
かぶりは鉄筋を酸化から守る役割を果たしています。したがって、これが不足すると、鉄筋が酸化をはじめ、鉄筋コンクリートの強度を著しく低下させてしまいます。
塩害によって被害を受けた建築物において、かぶり厚の不足が原因であることも多いんです。かぶりが不足している鉄筋コンクリートは配筋が浮き上がって見えることがあります。


コンクリートの施工の際は、充分に硬化するまで、常に一定以上の温度、規定の水分含有量で保つ必要があり、必要となる温度・防水などの管理、および、その作業全般を指して「養生」と言います。  たとえば、冬季の施工においては、水分が凍結するような状態でそのまま施工すると、品質が均一にならず、必要な強度が得られないということも有り得ます。また、大雨などで施工したコンクリートに一定量以上の水分が加わると、主に表面が水分過多となり、強度が落ち、将来的に剥離してしまう可能性もあります。 これらの事を防ぐために、周囲をブルーシートなどで囲い、練炭やジェットヒーターなどを用いて付近の温度を最適な温度に保つなどの対応を行います。また、冬季施工の場合には、速乾性のコンクリートを使用する事もあります。

レイタンスには強度がまったくありませんので、これを放置したまま上にコンクリートを打ち増しすると、ここが境目となって強度がいっぺんに弱くなります。 コンクリートを打ちつぎするときに、レイタンス処理をしないままに時間をあけて打ちつぎをすると、こうした接合部のある、弱いコンクリートができてしまいます。

つまり、かぶりがしっかりあれば鉄筋の浸食・伸縮による内部破壊を防げるんです
さらに適切な養生を行うことでコンクリートの強度を100%発揮させる
そして、打ち継をする場合には、レイタンスの除去をしっかりする。
これでコンクリート構造物は長持ちする。そうすれば、たとえ表面が汚れても、リメイクで生まれ変わることができるんです。
美ブロコートもデザイン舗装もできるんです。
         
     外回りのリメイク
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