本文へ移動

豆知識その3

生コンへの加水は厳禁

生コンへの加水は厳禁
ブリーディングとは、コンクリート打設後に重い材料(石や砂やセメント)は下に沈み、軽い水が表面に上がって来る現象です。上がってきた水はコンクリート表面に水溜りを作ります。
コンクリートを練る時に水を多く使うと多くの水が上がります。すべての水が表面まで上がりきれば問題ないのですが、コンクリート内部の石など(骨材)で上昇を止められる水も多くあり、そういった水はコンクリートが固まった後で乾燥するに従い気化してコンクリートの外に出て行きます。そうするとその水が溜まっていた場所は空洞になりコンクリートの強度を低下させてしまいます。余分な水が多ければその空洞も多く出来るので空洞だらけのコンクリートになり、コンクリート本来の強度が出なくなります。従ってコンクリート工事における水の量は非常に重要な要素になっているのですが、水が少ないコンクリートは流動性が悪く、型枠の隅々まで詰め込み難いという問題があり、極端に少なくすることは出来ないのです。そこで、打設時には十分な流動性があるコンクリートを打設し、打設後に内部の余分な水分を取り去ることができれば、ブリーディングが発生せずに強いコンクリートにすることが出来ます。
TOPへ戻る